こんにちは!トミーです! 今回は山形県酒田市にラーメンを食べに行ってきました。山形県酒田市といえば、日本海の豊かな海の幸や米どころとして知られる町ですが、実は「ラーメンの街」としても有名です。その中でも多くのラーメンファンから愛されているのが、麺工房さらしな さん。今回は、地元に根付いた味を大切にしながら、新しい世代にも親しまれるラーメンを提供するこちらのお店を紹介したいと思います。
酒田ラーメンとは
まず、酒田ラーメンについて少し触れておきましょう。酒田ラーメンの特徴は、魚介の旨みが効いた澄んだ醤油スープと、自家製の手もみ細ちぢれ麺。あっさりしているのにコク深く、毎日でも食べられる飽きのこない味わいが魅力です。地元の方にとっては子どもの頃から慣れ親しんだ「ふるさとの味」。観光客にとっては、どこか懐かしさを感じる一杯です。
麺工房さらしなの魅力

「麺工房さらしな」さんは、そんな酒田ラーメンの伝統をしっかりと受け継ぎながらも、丁寧な仕事で一杯一杯を仕上げてくれるお店です。店主さんは「サカタのラーメンを考える会」の会員としても活動しており、酒田ラーメン文化の継承と発展に力を注いでいます。単にラーメンを提供するだけでなく、「酒田ラーメンの魅力を次世代につなげたい」という想いが込められているのです。
お店の外観は落ち着いた雰囲気で、どこか昔ながらの食堂を思わせます。暖簾をくぐれば、笑顔で迎えてくれるスタッフと、心地よい出汁の香りに包まれ、自然と食欲がわいてきます。店内は清潔感があり、地元の常連さんはもちろん、観光客や出張で訪れる人々にも人気。アットホームな雰囲気なので、一人でも家族連れでも気軽に入れるのがうれしいポイントです。
看板メニューをいただく


さらしなさんの看板メニューといえば、やはり「いいとこ取りラーメン」。丼から立ちのぼる魚介と鶏ガラの香り、透明感のある醤油スープ、そしてコシのある自家製麺。口に含めば、まずは優しい旨みが広がり、そのあとに奥行きのある味わいが追いかけてきます。脂っこさは控えめで、スープを飲み干しても重さを感じないのが特徴です。
麺は手もみの細ちぢれ麺。(トミーは太ちじれ麺を食べました)スープをしっかりと絡め取り、すすった瞬間に「これぞ酒田ラーメン!」と思わせてくれる仕上がり。チャーシューは柔らかく煮込まれており、噛むほどに肉の旨みがじんわり広がります。メンマやネギもバランスよく添えられ、シンプルながら完成度の高い一杯です。
また、チャーシューメンやワンタンメンといったバリエーションも人気。酒田ラーメンの特徴でもあるワンタンは、薄い皮が口の中でとろけるようで、スープとの相性も抜群です。訪れるたびに違うメニューを試したくなる魅力があります。
店主の想いと地域とのつながり
さらしなさんの店主は、「サカタのラーメンを考える会」の一員として、酒田ラーメンの未来を見据えた活動にも力を入れています。酒田ラーメンは単なる食事ではなく、地域文化の一部であり、人と人をつなぐ役割を果たしています。そのため、店主は「伝統を守りつつ、時代に合わせた工夫を重ねる」ことを大切にしています。
例えば、観光客に向けた情報発信や、イベントへの参加などを通じて、酒田ラーメンを広く知ってもらう取り組みも行っています。地元の方々だけでなく、遠方から訪れる人たちにとっても「また食べたい」と思わせる味作りを続けているのです。
訪れてみて感じたこと
実際にさらしなさんを訪れて感じたのは、「誠実さ」と「温かさ」。ラーメンの味わいだけでなく、店全体から伝わってくる雰囲気に心が和みました。ランチタイムには地元の常連客で賑わい、休日には観光客が足を運ぶなど、地域に愛されるお店であることがよく分かります。
アクセスも良好で、酒田市内観光の合間に立ち寄るのにぴったり。車でも公共交通機関でも行きやすい場所にあるので、旅行プランにも組み込みやすいのが魅力です。
まとめ
「麺工房さらしな」さんは、酒田ラーメンの伝統を守りながらも、時代に合わせた工夫を取り入れることで、地元の方にも観光客にも愛される名店です。店主さんの真摯な姿勢と、ラーメンに込められた想いを感じながら食べる一杯は、ただの食事以上の価値があります。
酒田市を訪れる際には、ぜひ「麺工房さらしな」さんで、酒田ラーメンの真髄を味わってみてください。きっと忘れられない体験になるはずです。
めん工房 さらしな
●住所/山形県酒田市亀ヶ崎5-4-40 TEL/0234-24-2258
●事業年/昭和45年4月
●席数/37席(カウンター5、テーブル8、座敷24)
●営業時間/AM11:00~PM14:30
●駐車場/15台 店舗脇7、第2駐車場8
●店内禁煙
●定休日/日曜日
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